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2006年03月17日

「太陽の子」 灰谷 健次郎 著

「沖縄と戦争」、「心の病」、「沖縄への差別」について、描かれた本です。 暗く深刻なテーマですが、主人公の女の子(ふうちゃん)の健気さ、賢さと優しさとふうちゃんの周囲にいる人たちの温かさによって織り成される世界は、単に暗いだけではない、「人って良いな、大切だな。」と感じられる感動的な本でした。 主人公に限らず、どの登場人物も本当に生き生きとしていて、とても魅力的です。 沖縄の自然と心と言葉の美しさも感じられました。

私は体験したことの無い戦争、けれどかつて、日本では悲惨な戦争を経験している。
特に沖縄では。
けれどその沖縄出身の人たちに対して、偏見を持つ本土の人たち。
この本を読んで、改めて日本の抱える問題についても考えさせられました。

2006年03月05日

HOTEL RWANDA -ホテル ルワンダ-

『ホテルルワンダ』。
私も生きていたこの時代に、世界ではこんなにも悲惨な状況があったのか、とあまりのショックで胸が詰まった。
ルワンダで起きた大量虐殺の話は、学生時代に学び、恐ろしいとは思っていても、当時はどこか遠い世界のように感じてしまっていた。しかし、『民族が違うというだけで隣人を恨み殺す』という行為、『偏ったプロパガンダ』、『民兵』の恐ろしさは、改めて映像で観ると、今まで感じた事のない恐怖で包まれた。
そして、国連軍や西洋諸国の軍隊が大量虐殺を目の前にしながら、民族紛争に介入する事ができず多くの軍隊が撤退していってしまう。そこに取り残されたルワンダ国民の絶望感は、国際協力の難しさや虚しさが映し出されていた。
けれどそのルワンダで、1人のホテルマンが1200人以上の民をホテルに匿い、大量虐殺から救ったという事実。自らの危険を省みず、1流ホテルマンとしての経験や知恵を使った交渉術、人脈や賄賂、時には脅しを使って助け出すその姿は、映画の中だけに存在する格好良いだけの架空のヒーローではなく、時代の厳しさを感じる、現実に存在したヒーローだった。。。

目を背けたくなるようなシーンから、家族の愛や無償の愛を感じる感動的なシーンまで、とても心に残る、多くの人に観て欲しい、と切に感じる映画でした。
『世界にはこのような歴史があったのだ』、という事を知る事は大切なのだと思います。
そして、この民族対立は、もとはと言えば先進諸国によって生み出されたものだという歴史も知っておくべきなのだと思います。公式サイトにはこの歴史についても記載されていたので、興味のある方は是非読んで頂きたいです。

ホテル ルワンダの公式サイト : http://www.hotelrwanda.jp/