カナダへの移住
昨日知り合った人と話していたら、なんともタイムリーな話題。
「俺今、カナダへ移住するための手続き中なんだよね。」
その彼は現在、県立大学でデータ処理などの仕事をしているらしい。
見た&話した感じでは生活に困っている風には全然見えない。
日本で言ったら中流家庭(?)で育った、という感じ。
話している中で出てきたのは。
「カナダでは3年間住み続けると、カナダの市民権が得られる」
「カナダの市民権が得られると、好きな国に旅行できる」
その為に彼は今、仕事の合間を縫ってフランス語と英語の勉強を必死にしているとか。
カナダに行っても仕事の保障はないわけで、親戚がいるわけでもないみたい。
住み慣れた国、家族と離れて違う国へ。
それも数年の滞在ではなく、移住するために。
カナダへ移住する話は結構聞くことが多く、
コロンビア国内でトップクラスの国立大学を卒業した友達で
カナダへ移住する目的でフランス語を勉強している人が2人。
ある音楽家の知り合い家族は今年の5月にはカナダへ行ってしまうのだとか。。。
やはり国立大学卒で、かなりハイレベルな仕事に就いているコロンビア人友達。
彼はスペインに親戚が住んでいて、その親戚は彼がスペインへ移住できるように
色々準備をしてくれていたらしい。
でもスペインに行ったら彼はすぐに今しているような仕事ができるわけではなく、
レストランでのお皿洗いやそういった仕事から始めるんだ、
そこから色々事情をつかみつつ、今のような仕事をしたい、というような事を言っていた。
「でも考えてみて。
例え皿洗いのような仕事でも、今、俺のしている仕事よりも給料が良くなるんだよ。」
。。。
以前、ロボットが働く国、と言う日記でも書いたけれど、そこには物価の違いがある。
この前観た映画では、不法入国でアメリカに渡るストーリーだったけれど
合法的にも海外に渡りたい、と考えている人は本当に多い。
アフリカでも南米でも優秀な人材の国外流出が問題になっている。
より高い技術を求めて、より高い賃金を求めて。
自分を試してみたい気持ちもあると思う。
そしてコロンビア人の場合、ビザ無しで好きな場所へ旅行できる国籍、
というのはすごく魅力的なオプションに加わる。
お給料が高いからと言って、自分の国を捨ててしまうなんて!
と憤慨する人もいるかもしれないけれど、それをその国の人出身の人ではなく
私達日本人や先進国の人たちが言うのはどうかと思う。
だって私達は途上国の人たちの何倍ものお金を稼いでそれを使っているのだから。
それを「高みの見物」といわずなんと言おうか。
憤慨する前に、自分の生活を振り返って見て欲しいと思う。
それは私自身への戒め言葉でもあるわけだけれど。
そのスペインに親戚を持つ友人には後日談がある。
「俺は以前、スペインへ移住したいと思っていた。
でも今、スペインやアメリカ、メキシコや日本へ勉強に行きたいとは思うけれど、
住みたいとは思っていない。
なぜなら、俺はコロンビアの国費奨学金で大学を卒業できた。
だから国へ恩返しがしたい。
コロンビアでは教育を受けられる機会が少ない事が問題。
だから海外で勉強できたら、それを国に持って帰って一人でも多くの人に伝えたい。」
この話を聞いた時、とっても感動しました。
応援したい気持ちがすごく強くなりました。
その彼は現在、地元の市役所の、建築監査をするような課で働いているのですが、
近々大学と共同で算数(数学)の教室を展開する予定なのだかとか。
今後の活躍がとても楽しみです。