学費の徴収と交通事故

私の配属先(職場)は午後、秘書養成・美容師養成コースや
織物、ミシンなどの洋裁コースなどといった職業訓練校になります。
この職業訓練校に通う生徒管理の為のDBを作成し始めたのが今から半年ほど前。
そのDB作成時に知ったのが、学費は入学時に全納する必要はなく、
その学期が終わるまでに支払い終えれば良い、という制度。
もともとの学費もかなり抑え目に設定されているのですが
配属先の対象は貧困層なので、彼らにとってまとまった額を支払うのは大変な事。
それは給食サービス利用者の登録作業で貧困家庭の収入状況を知った今、
実感としてわかります。

そこで配属先としては、少しでも門戸を開こうと上記の制度を設定しているそうです。
(マニサレス内で有名な商業目的のビジネススクールでは、
配属先の約倍額の学費を一括に納入できなければ入学を認めないそう)
けれど、生徒さんによってその支払いタイミングと支払い額はバラバラなので、
管理する方も大変です。
今まではそれらを紙ベースで管理していたので、
少しでも管理側の手間を減らすようにシステム化を目指してDBを作っているところです。
しかし前学期、その学費徴収がかなり遅れたらしく、
経営側がそれを危惧して、今学期から
「入学タイミングに全学費の半分を納めなければ入学を認めない」
と制度を改めたところ、『入学したいけれどできない』、
という生徒が登録受付を始めてわずか2週間ほどで20人に達してしまったのです。
(入学希望者リストもきちんと取っている)
配属先に長く勤める先生方やソーシャルワーカーの職員はこの状況に
「このままではせっかく開けていた門戸が狭まってしまう。
誰に対してでも学ぶ機会を減らすわけにはいかない。」
という社会的意義と共に
「ここで勉強できない、となったら他の学校(配属先以外にも似たようなサービスを提供している学校もあります)に移ってしまう可能性だってある。せっかくここで学びたいと希望してくれていたのにそれを逃してしまうのはもったいない。」
という商業的な観点から、なんとか状況打開に向け、動き始めました。
ただ問題なのは、一旦入学した後で、「やはり学費が払えないから」という理由で
学期途中に去っていってしまう生徒がいるのもDB作りを通して見えた実体。
経営する側からの観点と実際の生徒の実態を目の当たりにしている側の観点、
どちらの意見もなるほど、と思わずにはいられません。
これから、どう進んでゆくのかすごく気になるところです。
NGOの経営とマーケティング、運営の難しさを直に感じています。
ちなみに、一番生徒の多い秘書コースでは、半期の学費は 230,000ペソ(約13,000円)
コロンビアの最低賃金は一ヶ月 460,000ペソ(約26,000円)なので、
1ヶ月の最低賃金の約半分、と考えると決して安くはないのが分かるかと思います。
授業時間は月~金まで週5日×5時間が4ヶ月半で半期とかなり内容が濃いので
高い、というわけではないと思うのですが、一括払いは難しいと想像できます。
(入学から卒業までは3半期の期間が必要)
ただし、本当に生活が厳しく、かつ勉強に意欲的な生徒に限っては、
学費免除や一部免除などの奨学金制度もあります。ごく一部ですが。

それともうひとつ。
今日は悲しい事件が起こってしまいました。
いつものように給食サービスの出席をとって、時間になったので食堂を閉め、
今日は何人来たかを数えていたところ、数人の悲鳴が。
「子供が轢かれた!」
すぐにドアを開けて道路に出ると、兄弟5人で給食サービスを利用している
7歳の人懐っこくてたまに私にも甘えてくるセバスチャンが
お母さんに抱えられて頭から血を流している。。。
(小さい子はご両親や兄弟が配属先まで送迎しています)
配属先の目の前は最近できた橋のおかげで交通量が増え、便利にはなったけれど
お昼ごはん前後は子供の行き来が多いので以前から危険性が叫ばれていました。
それが今日、交通事故となってしまいました。。。
幸いな事に今のところ命に別状はなかったようなのですが、
まだきちんと確認がとれておらず、心配です。
どうか一日も早く元気な笑顔で戻ってこれますように
コメント
コンピュータの力は凄いですね。今まで見えてこなかったことが見えてきます。それはかおるさんの努力の成果でしょう。
コンピュータもうまく利用しなければただの箱ですが、かおるさんの力で息を吹き返したのですね。
日本最大の自動車メーカー、トヨタでは、「改善」ということが至上命題で、いつもなにかしらさらに効率化をめざしています。改善という言葉は世界的に有名で、Kaizenで検索すると1000万以上のホームページがヒットします。もはや英語として通じる言葉なのです。若い人、違った文化をもった人、今までとは異なった新しい視線でものを捉えると、従来見えなかったものが見えてくることがあります。
”かおるさんガンバレ”
でも無理しすぎないように・・・体が一番大切です。
投稿者: そーくん | 2008年07月09日 16:20
いつも温かいコメントをいただきありがとうございます。
日本とは違った状況を少しでもお伝えできているようでとても嬉しいです。
改善、という言葉は世界語なんですね!
知りませんでした。
私も日々の自分を「改善」できるように努力したいと思います!
投稿者: かおる | 2008年07月23日 00:54
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投稿者: Johana Tingey | 2011年01月05日 02:16
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投稿者: viagra | 2011年02月04日 13:59
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投稿者: viagra | 2011年02月05日 06:05
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投稿者: viagra | 2011年02月05日 16:04
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投稿者: India Schiveley | 2011年03月01日 22:33
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投稿者: Latrice Colombe | 2011年03月04日 09:30
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投稿者: Antonina Acee | 2011年03月09日 11:36
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投稿者: Buy Viagra online | 2011年03月11日 11:42
I'm aware of this previously, but nonetheless there have been several beneficial pieces which concluded the image for me, many thanks!
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投稿者: Black & White Snake | 2011年03月12日 11:42