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アンケート集計と(自主)退学に想う

旅行記の続きがまだ控えていますが、ちょっと印象的だった活動の話を。

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カウンターパートの Carmenza とセルフタイマーを使って撮った1枚。
(カウンターパート・・・一緒に仕事をする仲間、技術移転をする相手。とはいえPC以外で、教育や社会に対する考え方などは、彼女から学ぶことがいっぱいある)


今、コロンビアでは教育の向上を目指して、Lideres de siglo 21 (21世紀のリーダー)という名前のプロジェクトが行われているらしい。
いわゆる学校だけではなくて、大きな企業もその一員なのだとか。

各教育機関ごとに過去を振り返り、より良い機関にするための未来を見据えて目標を立て、
Plan Do See Acion。

そこで、今年から生徒とその親を対象にしたアンケートを取る事になった。

そのアンケートの集計をデータベース化したい、というカルメンサと校長先生の希望があり、私が Access で開発することに。

当初の予定では、カルメンサと一緒に考え、DBを作る予定ではあったのだけれど、彼女は学校の先生以外に、家族が持っているホテルと美容院の経営で超多忙。
そしてアンケートの集計を来週までにまとめなくてはいけない、という事で、まずは私が作り、その後、彼女にその考え方と操作方法を伝える事に。

そして今日は日曜日だったけれど、締め切りが目前に控えているのでそのアンケート回答の入力作業のために彼女のホテルで一緒に仕事をしてきました。
彼女は本当に生徒想いで、やる気のある働き者で刺激を受けます。


17項目ある質問のうち、1つの質問のみがコメント記入方式で興味深い。

「生徒の多くが遅刻・欠席をしたり、学校を辞めてしまう事をどう思いますか?
また、それはなぜだと思いますか?」

この質問が設定された理由。
なんと、今年1年で、300人いた生徒のうち、約100人が学校を去っていってしまったのだとか。。。
びっくり。

コロンビアの学校制度、詳しくはまだ分からない部分も多いけれど、コロンビアには飛び級も留年もかなり見かけるし、日本の学校よりも生徒の退学、編入が多い印象がある。
私の職場は街の中心にあるので付近に数校の公立学校がある為、編入しやすいのかもしれない。

そして私の職場は、いわゆる中学校以上の学年になると、何かしらの理由があって一度停学していた生徒を受け入れるシステムになっている。
中には25歳くらいの学生もいる。

教育の門戸が開かれている事はとても素晴らしいことだと思う。
コロンビアの貧困層では若年妊娠が多いので、彼女たちにとって、一時停学・編入の制度はありがたいだろう。
私の職場にも子供がいる生徒が本当に多くてびっくりする。


けれど、編入しやすいからなのだろうか、
3分の1もの生徒が辞めていってしまうのってどうなんだろう。


アンケートの回答のトップ2
・ 病気だから
・ 面倒くさいから

その他にも多かったもの(多かった順に)
・ 麻薬のため
・ 悪い癖で
・ 家族の助けがないから
・ 責任感がないから
・ お金がないから(通学費を払えない、働かなくてはいけない等)
・ 勉強に興味がないから


病気だから、というのは辞めてしまう理由というより、遅刻・欠席の質問に対する答えだと思われる。
面倒くさい、という理由がかなり多くて、「そんなぁ」と思ってしまう。

家族の助け。
これは給食サービスの受付をしていた時に、6歳くらいの男の子が急に来なくなってしまった事がある。
いつも他の子を連れて一緒に来ていた女性に尋ねたら、「お母さんが面倒くさがって子供を学校に行かせなくなった。」と聞いたことがあったすごく驚いた事があった。
幸いな事に、その子は約2ヵ月後くらいに復帰したんだけれど、その休んでいた間の勉強の遅れを考えると、やる気を無くしちゃわないかなぁ、と心配になったりもする。

その他にも、(日ごろの行いのせいで?)退学させられた、という話も「何度か」聞いた事がある。


「教育」の必要性については、最近読んだ本で「絶対に必要!」とは思えなくなってしまった私ではあるけれど、今の世の中を知るために、自分の権利を知るために、その後の選択肢を広げるためには大切だとも思う。

特にコロンビアはものすごく学歴社会。
大卒と高卒、中退、とでは就職時の扱いが雲泥の差がある。
(大卒の人は若くて新卒でも入社して数ヶ月で管理職につく事がある。それってどうかとも思ってしまうけれど)
職場の午後の機能である職業訓練校でも、高卒が入学条件になっている。

そう考えると、中退してしまった100人の生徒たちのその後がとても気になる。。。

勉強に興味がないのであれば、辞めてしまうのもひとつの人生かもしれない。
でも、辞めた後、自分のやりたい道が見つかるのなら良いのだけれど。。。


私自身、進学校に通いながらも高校3年生の時に、高い学費を出してまで大学で学ぶ意義が見出せず、大学に行くのを止めようか本気で悩んでいた時期があった。

けれどその時、
父は大きな会社の人事部で働いていた経験から、大学進学を勧めてくれた。
母は自分が大学に行きたくても行けなかった経験から、大卒の方が人生の可能性や選択肢が増える事を理由に大学進学を勧めてくれた。
兄は私が国際協力に興味を持っていることを知っていたので、国際協力が勉強できる大学リストの載っている「国際関係がわかる」という本をプレゼントしてくれた。


そして私は大学に進学する決心をした。

そして今、私はこうしてコロンビアに来るチャンスを与えられ、本当に素晴らしい体験をしていると思う。

あの時背中を押してくれた家族に感謝です。


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これらの写真は、数ヶ月前にマニサレスで行われたインターネットイベントでカルメンサと私の生徒が特別賞をもらった時の事。
(インターネット促進が目的と思われる、ヒントになるサイトを見ながらマニサレスに関する設問に答えてゆくインターネットサーキットと言う名前のイベントでした。)


コンピューター好きになるのもひとつの可能性。


これはコロンビアに限らず、日本にも、世界中に言えると思うのだけれど、
生徒達の可能性が広がるように、学校がより良い機能になりますように。

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コメント

300人のうち、100人もこなくなったりするんだね、、その理由が、面倒くさいから、が多いなんて、、子供がかわいそう。。
でも、アンケートだから、何かしらのバイアスがかかっていて、正直に答えていないところがあるかもしれないね。

意見とは反するかもしれないけど、日本みたいに管理化されたダメな教育であっても、教育は放棄すべきじゃないと俺は思います。

一つの共同体の中で人と触れ合うことで学ぶことはたくさんあるし、つまらない教育の中にも、真実や深意を見ぬく力を磨かなければいけないし、その過程で自分のやりたいことを見つけていくんだと思います。

> あしながさん
確かにアンケートは何かしらのバイアスがかかっているとも考えられますね。

教育の絶対の必要性を感じなくなったのは、日本の教育に限って言ったわけではないです。

世界的に、教育水準の高さが本当に人間の幸せや地球にやさしいのか、という点に疑問を持っています。

1つの共同体の中で人と触れ合い学ぶ事については、その通りだと思います。

ただ今の日本でいえば、それは学校に限らず、もっと地域とも触れ合いが増えると良いのにな、とも思います。

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