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2009年01月21日

【読書】 貧困の光景

今回ご紹介するのは、著者自身が目にした世界各地の貧困の様子を容赦なく描いた 「貧困の光景」

自分も今、国際協力、援助、貧富の格差と向き合っているからこそ、その問題点とやりがいとを一層感じ、胸に響いた1冊でした。 残酷に思えるほどの光景も描かれています。 著者の鋭い視点、徹底した行動、きっぱりとした物の言い方が爽快にさえ感じられます。 彼女ほどこだわって援助を行う団体がどれほどあるんだろうか。

様々な世界の一面と貧困・国際協力の一部を知ることができる良書だと思います。


同じ著者の 「日本人が知らない世界の歩き方 (PHP新書)」 も独特の視点で興味深かったです。


日本でも大量解雇が続いていて、格差が広がりつつある、とは少し前から聞いていたけれど
派遣を解雇させられた方がおそらく飢餓が原因で亡くなった、とか
派遣を切られた腹いせに人を刺す、なんて事件をニュースで読んでびっくりです。

過労で倒れたり、精神的に病んでしまう人が増えている、とはもう数年前からの話。

であれば、
もう少し皆が仕事を減らして、その仕事を分担しながら、減らした仕事の分、家族と過ごす時間を増やしたり、土や海、森に触れる時間を増やしたりしてゆったり暮らせたら良いのにな、(それこそワークシェアリングや半農、といった)なんてつくづく思ってしまいました。

そして世界を考えれば
資本主義の社会では、ある程度の競争は必要なのかもしれないけれど、
その競争の為に犠牲になっている人がいるかもしれない、先進国の豊かさがある裏側には搾取されている人や自然があるかもしれない、という事を常に忘れてはいけない、と思うのです。

2006年03月17日

「太陽の子」 灰谷 健次郎 著

「沖縄と戦争」、「心の病」、「沖縄への差別」について、描かれた本です。 暗く深刻なテーマですが、主人公の女の子(ふうちゃん)の健気さ、賢さと優しさとふうちゃんの周囲にいる人たちの温かさによって織り成される世界は、単に暗いだけではない、「人って良いな、大切だな。」と感じられる感動的な本でした。 主人公に限らず、どの登場人物も本当に生き生きとしていて、とても魅力的です。 沖縄の自然と心と言葉の美しさも感じられました。

私は体験したことの無い戦争、けれどかつて、日本では悲惨な戦争を経験している。
特に沖縄では。
けれどその沖縄出身の人たちに対して、偏見を持つ本土の人たち。
この本を読んで、改めて日本の抱える問題についても考えさせられました。